2013 全国 最優秀賞 受賞 『心と体にやさしい家』
夫婦の『これから』を見据えた 創意工夫がいっぱいの住まい
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90センチ四方の増築でキッチンに立った時の視界の広がりが期待できるリフォーム提案
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居間と水廻りが分断されている…浴室が離れにある…など昔ながらの間取りに不便を感じていた
■戸建てリフォーム ■下諏訪町 N様邸 ■施工期間 約90日間 ■木造戸建 築約35年 ■工事面積 105m2 ■工事費総額 約1450万 ■家族構成 大人2人
「常は二人暮らしなので、あまり広い空間にするつもりはありませんでした。」とおっしゃるN様。
昔ながらの住まいの面影を残しつつ、夫婦のこれからを見据えた機能が加わり、住む人の心と体にやさしい住まいが完成!
いかに使いやすく、暮らしやすいかの工夫が随所に行き渡ったリフォーム事例をご紹介致します!
天然木、珪藻土などの自然素材で構成された空間には既存の床柱も存在。思い描いていた以上の空間で談笑されるNご夫婦。
■リファイン大賞2013年 グランドリフォーム部門 「全国最優秀賞」受賞作品
子供たちは独立し、夫婦二人の生活にこれ以上の増築は必要ありませんでした。むしろ、減築しても良いくらい…。でも、「父が建ててくれた思い出深い建物なので、風合いや良さを損なわず、老後の自分たちにあった使い勝手にできれば…」と決意なされました。
さらに、離れに設けられた浴室を建物内にレイアウトしながら水廻りの使いやすさがが重要なテーマでした。
求めたのは広さではなく『暮らしやすさ』
90センチ四方のプチ増築で視界が広がったLDKキッチンに立つときに見渡せる景色
お互いの気配をさり気なく感じられる“適度な距離感”が心地良いLDK
リビングでくつろぐご主人、キッチンでお料理の奥様、空間は一つでも程よい距離感が心地よいLDK
かつて今にあった柱を活かし温かみのあるリビングに、一角にはパソコンコーナーを設けました(画像右側)
“主婦の心をくすぐる”オシャレな飾り棚と小物収納スペース
↓ダイニングテーブル横には勝手口をさり気なく遮る飾り棚を兼用したスリット格子を造り付け彩りと華やかさをプラス。
思い出の品々でディスプレイが楽しい!ガラス棚がオシャレ♬
↓キッチンのサイドの壁の厚みを有効に利用した小物棚とマガジンラックを造り付け。コンセントを配置して携帯の充電コーナーの役割も。
お孫さんの絵本、新聞、携帯の充電などなど活用度大のラック
家事動線とたっぷりの収納で断然使いやすい キッチン パントリー
新たの設けたのは、キッチンに隣接するパントリ―。食材や調味料などのストックや、生活用品をまとめてしまっておけるメインの収納としての使い勝手に、奥様も大満足!
キッチンに隣接したパントリーが片付く住まいのカギ
お料理しながら、窓からは四季折々の風情が感じられます
外の様子とリビングの様子がここからは一目瞭然
カップボード、パントリー内部の収納は奥様オリジナルの工夫がいっぱい
↓パントリー内の可動棚スペースは、布を貼ったフタ付きボックスで分類。棚西区布はパッチワークの縁取りで楽しくキレイに収納。
こんなすぺーすが、キッチンに隣接されているのが見どころです。
可動棚は用途に応じて増やすことも可能
↓カップボード内はおしゃれなケースと布で、ひと目で分かる分類がされています。更に取り出しもスムースな取っ手付き。
カップボード、冷蔵庫の真ん中がパントリーへの入り口
バスルーム 洗面室 トイレを使いやすくレイアウト
段差も有り、寒かった以前のトイレ
奥様が、
「水仕事をするのにも、夜中のトイレも、冬場は寒くて起きるのが大変でおっくうでした…。」
と語る水廻りは、寝室のすぐ横にレイアウト。
水廻りは、寝室のすぐ横にレイアウト
悩みの種だった浴室も廊下に出なくても寝室から行けるようになりました。
暖房器具も予め取り入れた設計で、冬場のヒートショックも軽減。気になっていた段差も解消して、安心感も高まりました。